自己破産から10年経過するとクレジットなどを契約することができる?
「自己破産から10年経過したら信用情報は元通りになるのか」
「自己破産から10年経過したら何ができるのか」
自己破産を検討している方の中には、10年経過した後が気になっている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、自己破産から10年経過した後の状況についてご紹介します。
1.自己破産から10年経過後の状況
自己破産をすると信用情報機関に事故情報が登録されますが、10年経過すると事故情報が削除されるといわれています。
信用情報機関に事故情報が登録されている間は、クレジットカードやローンの利用ができません。
しかし、自己破産から10年経過後に事故情報が削除されると、自己破産をする前と同様にクレジットカードやローンの利用に関する制限がなくなります。
そのため、自己破産をしてクレジットカードやローンの制限がかかっていても、10年経過すれば元通りの生活に戻れるでしょう。
2.信用情報の確認方法
自己破産から10年経過していても、事故情報が削除されるまで多少時間がかかる場合があるので、クレジットカードやローンを新規契約したいときは、あらかじめ信用情報を確認しておくことをおすすめします。
信用情報の確認は、郵送のほか、インターネットでの受付もしている信用情報機関もあります。
信用情報機関に信用情報を確認したい方は、各信用情報機関のHPを確認されることをお勧めします。
3.信用情報が回復した後の2つの注意点
信用情報が回復したら、クレジットカードやローンを利用することができますが、いくつか注意しなければならない点があります。
特に注意すべき点は以下の2点です。
- 複数の申し込みを一斉に行わない
- 自己破産の対象外の会社に申し込む
信用情報が回復しても必ずしも新規で契約ができるわけではないので、これらのポイントを押さえておきましょう。
(1)複数の申し込みを一斉に行わない
クレジットカードやローンの申請を複数の業者に行わないようにしましょう。
一度に複数の業者に申請すると、その記録が信用情報機関に登録されます。
業者が審査で信用情報を確認したときに、複数の申し込みをしていることが知られてしまうため、リスク回避を理由に審査で落とされる可能性が高いです。
複数の業者に申し込んだ方が早く利用できると思われるかもしれませんが、審査に落ちれば逆に遅れることになるので、1社ずつ申し込むようにしましょう。
(2)自己破産の対象外の会社に申し込む
自己破産の対象外の会社に申し込むのがポイントです。
各業者は、信用情報機関とは別に事故情報を管理しているため、過去に自己破産をした人の情報を把握しています。
そのため、いくら信用情報機関から事故情報が削除されても、高い確率で審査に通りません。
過去に自己破産をした人を相手に貸付をしてくれることはほとんど期待できないので、初めから審査に通らない可能性が高い業者を避けて申請するようにしましょう。
4.自己破産から10年経過する前からカードを利用する方法
自己破産から10年経過しなければ、クレジットカードを利用することができません。
しかし、信用情報が回復する前からカード決済を利用する方法はあります。
それは、デビットカードを利用する方法です。
デビットカードとは、決済時に紐づけされた口座から支払い代金が引き落とされる仕組みのカード決済のことです。
クレジットカードの場合は発行の際に審査がありますが、デビットカードの場合は審査がありません。
そのため、事故情報が残っている状態でもデビットカードの発行が可能です。
デビットカードには、以下のようなメリットがあります。
- 使いすぎを予防できる
- 利用状況が分かりやすい
- ネット通販にも利用できる
預金口座を逐一管理する必要はありますが、利便性は高いので、前向きにデビットカードの利用を検討してみましょう。
まとめ
自己破産をしても10年経過すれば、信用情報は回復します。
ただし、自己破産の手続から10年経過したからといって、すぐに事故情報が削除されるわけではありません。
クレジットカードやローンの申請をする際は、事前に信用情報が回復したことを確認してからにしましょう。
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