債務整理をすると携帯電話の契約はどうなるのか?債務整理後の注意点を解説
「債務整理をすると携帯電話は使えなくなるのか」
「債務整理後に携帯電話を契約することはできるのか」
債務整理を検討している方の中には、携帯電話が使えなくなるのではないかと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
携帯電話は重要な通信手段であり、利用の停止や端末の引上げという事態は避けたいとお考えの方も多いでしょう。
本記事では、債務整理と携帯電話の契約の関係や注意点、債務整理後に携帯電話を購入するためのポイントについてご紹介します。
1.債務整理と携帯電話の契約との関係性
債務整理と携帯電話の契約の関係性についてご紹介します。
特に知識として押さえておくべき点は以下の3つです。
- 回線契約には問題ない
- 他社への乗り換えもできる
- 機種変更も原則できる
順にご説明します。
(1)回線契約には問題ない
債務整理をしても、携帯電話の回線契約に影響はありません。
信用情報機関に事故情報が登録されたとしても、債務整理前と同様に問題なく携帯電話を使用することができます。
回線契約は毎月料金を支払っている限り、一方的に契約を解除されることはありません。
そのため、料金を継続して支払い続けることが重要です。
(2)他社への乗り換えもできる
債務整理後に他社に乗り換えすることもできます。
回線契約自体に影響がないため、他社と新たに回線契約を結ぶことも特に問題はありません。
ただし、乗り換え前の携帯電話会社に対して、未払いの履歴が残っている場合は、新たに契約を結ぶことができない場合があります。
債務整理をした後に料金を払っていれば、問題なく他社への乗り換えもできるでしょう。
(3)機種変更も原則できる
回線契約に問題が生じないため、当然ながら機種変更もできます。
機種変更は回線契約はそのままで、使用する端末だけを変更する行為なので、債務整理の影響は生じません。
しかし、他社への乗り換え同様に、滞納履歴がある場合は、契約を解除される可能性があります。
毎月の支払いを継続して信用実績を作っておきましょう。
2.債務整理をする場合の携帯電話契約の注意点
債務整理をする場合に、携帯電話の契約で気をつけるべき点がいくつかあります。
主な注意点は以下の3点です。
- 端末の分割払いができない
- 支払方法を変更しておく
- 毎月安定して料金を支払う
順にご説明するので、携帯電話が使えない状況にならないように気を付けましょう。
(1)端末の分割払いができない
債務整理をすると、分割払いができなくなる点に注意しましょう。
端末を分割払いで購入しており、未払いの端末代が残っている方は、債務整理後に端末を引き上げられてしまいます。
回線契約の場合は携帯電話会社は信用情報を調べることはありませんが、端末の分割払いの契約をする場合は購入者の信用情報を調べるため、事故情報が登録されている間は契約することができません。
これから債務整理をする方で、端末の分割払いが終わっていない方は、端末を回収されてしまう点を押さえておきましょう。
(2)支払方法を変更しておく
債務整理によって信用情報機関に事故情報が登録されている間は、クレジットカードが利用できなくなるので、支払方法を変更しておく必要があります。
携帯電話会社は、基本的に自社のクレジットカードでの支払いを推奨していることもあり、クレジットカード払いに設定している人が多いです。
支払方法を変更しなければ、意図せず滞納状況になってしまいます。
滞納が続くことで携帯電話会社に与える印象は悪くなるので、口座引き落としやコンビニ払い等に変更しておきましょう。
(3)毎月安定して料金を支払う
債務整理後も毎月安定して料金を支払うことを徹底しましょう。
先ほど述べたように、料金の支払いが滞ると回線契約に影響が生じる場合があります。
他社への乗り換えや機種変更にも支障が出るため、料金が滞納している状態だけは避けましょう。
3.債務整理後に携帯電話を買いたいときの対処法
債務整理によって端末を引き上げられた後、新たに携帯電話を購入したいときの対処法についてご紹介します。
もっとも、債務整理後もしばらくはクレジットカードやローンの契約ができないため、分割払いでの購入は難しいでしょう。
そのため、以下のような対処法が考えられます。
- 一括払いで購入する
- 中古品を購入する
- 家族名義で契約する
順にご説明します。
(1)一括払いで購入する
分割払いができないだけで、一括払いであれば端末を購入することができます。
ただし、近年のスマホの端末は高額になっているので、少し前の世代の機種を選ぶのも選択肢の1つです。
一括で支払うと思わぬ出費になり、債務整理手続によっては出費に確認が入ることもあるため、弁護士に相談してから購入するのが良いでしょう。
(2)中古品を購入する
新品の端末は高額なので、中古品を購入するのがおすすめです。
中古品であれば、機種代金が安くなるため、一括で購入しやすくなります。
もっとも、この場合にも事前に弁護士に相談・確認をしてから購入を進めることが望ましいでしょう。
(3)家族名義で契約する
家族名義で契約すれば、分割払いでも購入することが可能です。
配偶者や両親等が契約する場合、事故情報のない契約者の信用情報がチェックされるので、債務整理前のように分割払いができます。
ただし、家族の協力が必要で、これを機に家族に債務整理をした事実を知られる可能性もあります。
そのため、債務整理へ至った借金問題や債務整理を利用していることは事前に話しておくことが大切です。
まとめ
債務整理をしても携帯電話の回線契約に影響は出ません。
しかし、クレジットカードが利用できないため、支払方法の変更をしておく必要があります。
また、端末を分割払いで購入し、残債がある場合は、端末を引き上げられるので、新たに端末を購入しなければなりません。
分割払いの支払いが終わっていない方は、中古品を購入するなど、予め対応策を考えておきましょう。
弁護士法人みずきでは、債務整理に関する相談を無料で受け付けておりますので、携帯電話に関することでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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