債務整理は弁護士に依頼すべきなのか?依頼先の弁護士を選ぶポイント
「債務整理は弁護士に依頼した方がよいのか」
「債務整理を依頼する弁護士選びで気をつけるポイントは何なのか」
そもそも、債務整理には任意整理、個人再生、自己破産の3つの方法がありますが、債務整理を検討している方の中には、弁護士に依頼すべきかどうか迷っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、債務整理を弁護士に依頼するメリットや弁護士の選び方についてご紹介します。
1.債務整理を弁護士に依頼するメリット
債務整理を弁護士に依頼することには様々なメリットがあります。
主なメリットは以下の4つです。
- 手続の負担が軽減される
- 督促が止まる
- 債務整理の成功率が高まる
- 適切な手続を選択できる
順にご紹介します。
(1)手続の負担が軽減される
債務整理の手続を弁護士に依頼することで、書類作成や交渉等の負担を軽減することができます。
任意整理では債権者と直接交渉する必要があり、個人再生や自己破産は裁判所を介したやり取りになるため、専門的知識と実務経験が必要です。
そのため、法的知識や経験が乏しい中で手続や交渉を進めていくことは大きな負担となります。
弁護士はこれらの専門知識や実務経験に精通しているため、弁護士に依頼することで手続がスムーズに進みます。
手続や交渉の過程で、弁護士から必要書類の収集や面談などの協力を求められることはありますが、基本的には今までどおり日常生活を送ることができます。
(2)督促が止まる
弁護士に債務整理を依頼すると、弁護士から債権者に対して受任通知が発送されます。
この受任通知を債権者が受け取ると、債務者に対して直接取り立てをすることができなくなるので、督促や取立てが止まります。
そのため、債務者にとっては、一時的に返済の必要がなくなる点がメリットです。
一時的に返済が止まっている間に生活状況を見直し、少しずつ弁護士費用等の債務整理手続に必要な費用を貯めていきましょう。
(3)債務整理の成功率が高まる
債務整理の経験が豊富な弁護士に依頼をすれば、ご自身で債務整理手続を行うよりも成功率を上げることができます。
債務整理を行う場合、専門的知識が必要になるので、これが不足しているとご自身で手続を行うことは極めて困難です。
そのため、ご自身で手続を行うより、専門家に依頼した方がより確実に成果を得ることができるでしょう。
債務整理を確実に行いたい方は、最初から弁護士に相談・依頼することがおすすめです。
(4)適切な手続を選択できる
弁護士に依頼することで、適切な債務整理の手段を選べるようになる点もメリットの1つです。
先ほど述べたように、債務整理には3つの方法があり、どの手続を選択するかは借金総額や返済能力、財産状況等を踏まえて総合的に判断しなければなりません。
しかし、専門的知識や実務経験がない場合には、どの手続を選択すれば一番いいのか判断できない可能性が高いです。
弁護士に相談・依頼すれば、専門的知識や実務経験に基づいて、債務者の状況に応じた適切な手続の提案を受けることができます。
2.債務整理を依頼するときの弁護士の選び方
債務整理を依頼するときの弁護士の選び方についてご紹介します。
特に注目すべき点は以下の4点です。
- 債務整理の経験や実績が十分か
- 弁護士費用について詳しく説明してくれるか
- 丁寧で親身な対応をしてくれるか
- 法律事務所に通いやすいか
意識するだけで弁護士選びで失敗することを防ぐことができるので、これらのポイントに注意してみましょう。
(1)債務整理の経験や実績が十分か
債務整理の経験や実績が十分かどうかは注目ポイントです。
弁護士や法律事務所ごとに得意分野は分かれており、中には債務整理の経験が乏しい弁護士もいます。
たとえば、債務整理ではなく労働問題や離婚問題などに特化している弁護士に債務整理を依頼すると、手続に時間がかかったり、思ったような成果が得られない場合があります。
そのため、ホームページ等で債務整理の実績等を確認しておくことが大切です。
(2)弁護士費用について詳しく説明してくれるか
弁護士費用について詳しく説明してくれるかどうかも判断ポイントです。
弁護士に事件を依頼するにあたり、弁護士費用は最も関心の高い事項かと思います。
そのため、費用項目が明らかで、わかりやすい費用体系になっている法律事務所がおすすめです。
契約する前に見積をとり、全体でどのくらいの費用が発生するか確認しておきましょう。
なお、法律事務所によっては弁護士費用の分割払いに応じてくれることが多いです。
費用負担に不安を抱えている方は、分割払いが可能かどうかを事前に確認するとよいでしょう。
(3)丁寧で親身な対応をしてくれるか
安心して弁護士に手続を任せられるように、丁寧で親身な対応をしてくれるかどうかに注目しましょう。
相談者の悩みを解決するために何をどうすればよいか提案してくれることはもちろんのこと、債務整理によってどのようなデメリットがあるかまで明確に示してくれる弁護士がおすすめです。
相談者が納得した状態で契約できるように配慮してくれる弁護士を見極める必要があります。
(4)法律事務所に通いやすいか
法律事務所に通いやすいかどうかも重要です。
基本的には弁護士が手続を進めますが、場合によっては依頼者は何度か法律事務所に通わなければなりません。
駅から近い、周囲に駐車場があるといったようにアクセスしやすい立地に事務所を構えているかどうかにも注目しましょう。
3.債務整理を弁護士に依頼するときの流れ
債務整理を弁護士に依頼するときの流れについてご紹介します。
主な流れは以下のとおりです。
- 連絡をして相談日を決める
- 債務整理の手続について説明を受ける
- 契約を締結する
スケジュールを決めるときの参考にしてください。
(1)連絡をして相談日を決める
まずは、連絡をして相談日時を決めます。
予約の段階で、相談内容について軽く質疑応答をされることが多いです。
聞かれたことについて、わかる範囲で回答しましょう。
(2)債務整理の手続について説明を受ける
相談では、債務整理の手続について説明を受けることになります。
借金の状況や返済能力等を踏まえた上で、どの手段が最適か弁護士が判断し、借金トラブルの解決方法について提案を受けるのが一般的です。
この段階で、不明な点や不安な点は全て聞いておきましょう。
(3)契約を締結する
弁護士の話を聞いた上で、債務整理を依頼したいと思ったら契約を締結しましょう。
契約締結後、弁護士は受任通知を債権者に発送するので、数日から1週間後には督促等が止まります。
手続を進める際に、弁護士から提出書類の収集や面談などをお願いされる場合がありますので、必要に応じて協力しましょう。
まとめ
手続の負担の軽減等を考えて、債務整理は弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士を選ぶときは、経験や実績が豊富で、包み隠さず丁寧に説明をしてくれるかどうかに注目することが大切です。
債務整理はなるべく早く着手することで、借金の負担から解放されるので、まずは弁護士に相談してみましょう。
弁護士法人みずきでは、債務整理に関する相談を無料で受け付けておりますので、借金の返済でお困りの方はお気軽にご相談ください。
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