B型肝炎給付金の弁護士費用の内訳は?弁護士に依頼すべき理由
「B型肝炎給付金の手続を弁護士に依頼するとどのくらいかかるのか」
「B型肝炎給付金の手続を弁護士に依頼した方がよいのか」
B型肝炎給付金の手続を検討している方の中には、弁護士に依頼しようか迷っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、B型肝炎給付金の弁護士費用の内訳や弁護士に依頼すべき理由についてご紹介します。
1.B型肝炎給付金の弁護士費用の主な内訳
B型肝炎給付金を弁護士に依頼した場合、基本的には2パターンの費用の計算方法があります。
- 着手金・成功報酬制
- タイムチャージ制
なお、弁護士事務所によって異なる場合もあります。
あくまで目安として参考にしましょう。
(1)着手金・成功報酬制
「着手金」は弁護士に事件を依頼した段階で支払うもので、事件の結果に関係なく弁護士が手続を進めるための費用です。
「報酬金」は事件が成功に終わった場合、事件終了時に支払うものです。
B型肝炎給付金の手続についても、この着手金・成功報酬を支払う形がとられることが多いです。
着手金に関しては無料にしている事務所もあり、弁護士法人みずきでも無料としております。
成功報酬の金額は、B型肝炎給付金の場合、支払われた給付金に一定の割合をかけることによって算出されるのが一般的です。
たとえば、B型肝炎給付金として支給される金額が600万円で、給付金の20%が成功報酬と設定されている場合は、弁護士に支払う成功報酬は600万円×0.2=120万円となります。
成功報酬に関しては、弁護士事務所ごとに異なるので、事務所選びの際に費用項目を確認しておきましょう。
(2)タイムチャージ制
タイムチャージ制とは、弁護士の稼働時間に時間単価をかけて計算する手法です。
基本的には成功報酬制を導入している事務所が多いですが、タイムチャージ制を採用している事務所も一定数あります。
成功報酬制は、給付金の支給額が高額になるほど発生する費用が高くなりますが、タイムチャージ制は支給額に左右されません。
設定している時間単価によってはタイムチャージ制を採用している事務所に依頼する方が費用を抑えられる場合があります。
2.B型肝炎給付金の請求を弁護士に依頼すべき理由
B型肝炎給付金の請求については、弁護士に依頼することをおすすめします。
その理由は以下のとおりです。
- 手続の負担を軽減できる
- 適正な給付金を請求できる
- 申請に必要となる書類集めのサポートを受けられる
これらの詳細を次に説明しますので、弁護士に依頼するかどうかを検討する際の参考にしてみてください。
なお、以下の記事で自分で手続をする場合のメリット・デメリットについてまとめているので、あわせてご参照ください。
(1)手続の負担を軽減できる
弁護士が主導して手続を進めるため、申請から給付に至るまでの負担を軽減することができます。
B型肝炎給付金の支給を受けるには、訴訟を提起しなければなりません。
訴訟を提起する場合、訴状などの書類の作成や証拠となる書類の準備が必要になります。
たとえば、一次感染者であれば、以下のようにB型肝炎に感染していることを証拠によって証明することが求められます。
- B型肝炎ウイルスに持続感染していることを証明する資料
- 満7歳になるまでに集団予防接種等を受けていることを証明する資料
- ⺟⼦感染でないことを証明する資料
専門的知識がない方や経験がない方が訴訟準備を行うのはかなりハードルが高いため、自分で給付金を申請するのは大きな手間がかかります。
また、訴訟を提起した後、裁判所での手続は平日に行われますから、お仕事をされている方には生活への影響も大きくなります。
弁護士に依頼すれば、弁護士が代理人として出席しますので、本人が手続に参加する必要はなくなります。
弁護士に依頼することで、依頼者の負担は大幅に軽減されます。
(2)適正な給付金を請求できる
経験のある弁護士は、申請のために押さえるべきポイントや必要な証拠を把握しているため、適正な給付金を請求できます。
B型肝炎給付金は傷病名等に応じて支給される金額が異なり、それぞれに応じた証拠を用意して的確な主張が必要です。
弁護士に依頼することにより、必要な資料や主張に不足がないように準備することが可能です。
給付金を受給するために何をすべきなのか把握した上でしっかり準備を行うので、弁護士に依頼すれば、受給すべき金額の給付金を受け取れるでしょう。
(3)申請に必要となる書類集めのサポートを受けられる
B型肝炎給付金を申請するのに必要な書類は、本人が揃えなければならないものもあります。
弁護士に依頼すれば、どのような書類をいつまでに揃えなければならないのかアドバイスをもらうことができるので、効率よく集めることが可能です。
自ら情報収集する手間を省けるので、弁護士のサポートを活用しましょう。
3.弁護士に依頼する際の注意点
弁護士に依頼するときに注意しなければならないことがあります。
それは前述した弁護士費用のほかに、実費等の追加費用の負担が必要な場合があるということです。
たとえば、印紙代や郵券代は、実費として請求される可能性が高く、日当が発生することもあるでしょう。
そのため、契約の段階で実費等も含めた目安となるトータル費用を確認しておくことをおすすめします。
まとめ
B型肝炎給付金を弁護士に依頼することで費用が発生します。
弁護士事務所がどのような方式で料金を設定しているのか確認することが大切です。
手続の手間だけでなく、正確な金額を効率よく請求できるので弁護士に相談することを検討してみましょう。
弁護士法人みずきでは、B型肝炎給付金に関する相談を無料で受け付けております。
着手金も無料で承っておりますので、お気軽に当事務所にご相談ください。
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